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- お中元「のし」のあれこれ
のしは、鮑を干した「延ばし鮑」を「長く延びるように」という縁起物として贈答品に添えたことにちなんでいます。結婚式や出産祝い、中元・歳暮などで用いられますが、弔事には使用しません。また中身が鰹節、荒巻鮭、鶏卵などの場合もつけません。
進物を贈る場合は、掛け紙をして贈ります。昔ながらの礼法に従った正式な場合、和紙を使用しますが、現在は、のしが印刷された掛け紙を使用するのが一般的です。
掛け紙の掛け方は、包装紙で包んだ上から掛け紙を掛ける「外のし」と、先に掛け紙を掛けた上から包装紙で包む「内のし」との2種類があります。通常は、「内のし」で用意します。
水引を境にして、上段に「御祝」「御中元」などの表書きを、下段に贈り主の氏名をやや小さく書きます。基本的には毛筆で、慶事は濃墨、弔事は薄墨で書きます。
- ◆個人名のみの場合
- フルネームが一般的ですが、目下の人へは姓だけでもかまいません。
- ◆連名で贈る場合
- 右側から左へ目上の方の名前を書き入れます。
- ◆連名で代表者氏名のみの場合
- 代表者を中央に太く書き、「外一同」と左に並べて書きます。連名は3名までで、それ以上の場合は、代表者名を書き、「外一同」と小さく入れて、他の人の氏名は中包みに書きます。
- ◆住所・会社の肩書きを入れる場合
- 名前の右側に住所・会社名を小さく書き添えます。贈る人が大勢いる場合は誰かがわかるように書きます。