海の豊かな栄養を持つ海苔には、現代人に不足しがちなミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。たんぱく質は大豆よりも多く、カルシウムは牛乳の2倍以上(焼き海苔)も含まれており、まさに、現代人のための機能性食品です。
さらに、赤血球の生産を助ける造血ビタミンである「葉酸」。
胎児の正常な発育にも欠かせないことから、「妊婦のビタミン」とも呼ばれています。成人の1日推定平均必要量200μg、妊婦の方には400μgの摂取が推奨されています。(※厚生労働省・日本人の食事摂取基準による) この注目のビタミン・葉酸を手軽に摂れるのが「佐賀海苔®」です。1日の必要量200μgを海苔全形サイズ(19×21cm)4枚で摂ることができます。
焼く前の海苔は黒紫色や黒褐色をしています。
この色は、海苔に含まれている緑色の葉緑素、橙色のカロテノイド、紅色の紅藻素(コウソウソ)、藍色の藍藻素(ランソウソ)の4つの色素の色が混ざり合って生まれたものです。焼きますと、これらの色素のうち比較的熱に弱い紅藻素と藍藻素が減少します。そして、ほとんど変化しない葉緑素の緑色と元々含量の多い藍藻素の藍色によって、あの美しい“焼き色”が生まれてくるのです。また、焼く効果は色素が変化するばかりではありません。熱によって、細胞を包んでいる膜の性質も変化し、昆布に含まれている「グルタミン酸」や鰹節に含まれている「イノシン酸」などの旨味成分や香り成分が自由に通れるようになり、海苔独自の美味しさや風味が楽しめるようになるのです。