永田哲也展 和菓紙「夏のビクビク三昧」 和菓子の木型から日本の記憶を採る芸術家、永田哲也氏。日本各地に残された、和菓子づくりに用いる昔懐かしい道具「菓子木型」。木型の姿かたちをそのまま和紙に型取り、“和菓紙”として蘇らせた作品です。和紙は絹の輝きと賞される、無形文化財の西の内和紙が用いられ、凹凸ある表情が美しく浮き上がります。日本の祝いのかたちや、菓子木型職人の美しい手仕事、和菓子の記憶や風合いは、「和紙」による新たな表現により、現代に受け継がれます。