坂倉新兵衛氏と樂吉左衞門氏はともに、わが国を代表する陶家を受け継ぐ十五代目当主。
樂焼と萩焼は茶人好みの器を作る長い歴史を持ち、「一樂二萩三唐津」とうたわれ、千利休が大成した茶の湯とともに歩んでまいりました。
このたび、東京藝術大学の同窓生であった両氏がそれぞれ作陶の技法と場所を替えた作品を発表いたします。
坂倉氏が樂焼の伝統的な手法である手捏ね(てづくね)に、樂氏が萩焼の手法である轆轤(ろくろ)に初めて取り組んだ茶碗を一堂に展観いたします。
日本橋三越本店
(左)坂倉新兵衛「黒樂茶碗」 口径12.0×高さ8.9cm 1,296,000円
(右)樂吉左衞門「萩焼茶碗」 16.9×14.7×高さ8.4cm 1,620,000円
【イベントのご案内】
ギャラリートーク 2016年1月23日(土)午後2時より (入場無料・予約不要)
樂吉左衞門(らく きちざえもん)
- 1949年
- 京都府に生まれる。
- 1973年
- 東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業。
- 1981年
- 十五代樂吉左衞門を襲名
- 2000年
- フランス芸術・文化勲章シュヴァリエを受章
坂倉新兵衛(さかくら しんべい)
- 1974年
- 東京藝術大学大学院陶芸専攻修了
- 1978年
- 十五代坂倉新兵衛を襲名
- 2012年
- 日本工芸会理事就任、日本工芸会山口支部幹事長
- 2013年
- 県指定無形文化財 認定

樂吉左衞門氏(右)と坂倉新兵衛氏(左)
photo by 田口葉子
【お問い合わせ先】
日本橋三越本店 本館6階 美術フロア
電話:03-3241-3311(大代表)
※都合によりイベント内容等が変更になる場合がございます。予めご了承くださいませ。
※作品につきましては、会期前にご予約を承っております。展覧会初日に、掲載した作品が、すでに成約の場合がございます。恐れ入りますが、予めご了承くださいませ。
※価格はすべて税込(8%)です。