自然豊かな奈良の山奥で、現世と一線を画すかのように自身と向き合い、ものづくりに勤しまれる辻村史朗氏。自宅から窯、茶室、畑に至るまで、生活環境をも造り上げるストイックなものづくり精神は、辻村氏の美意識そのものです。
研ぎ澄まされた感覚で生み出される多才な表現は、陶芸から絵や書に至るまで類稀なる多様性に富んでおり、この辻村氏にしか作り得ない世界観は国内のみならず海外でも高く評価をされています。
本展は雪月花をテーマに、自然の織り成す美、神秘性、力強さなどを、井戸、志野、織部黒、赤樂、奥高麗、自然釉の茶盌や花器、壷の他、現在力を注がれている貴重な古墨で描かれる書や墨絵に至るまで、辻村氏の世界を存分に堪能いただけます。
余寒厳しき折柄春を感じる如月、「雪月花 辻村史朗展」にてどうぞお楽しみください。
日本橋三越本店
-
「黒茶盌」径10.0×高さ8.5cm
540,000円 -
書「咲」高さ86.0×横70.0cm 324,000円
「自然釉破れ壷」
径44.0×高さ45.0cm
864,000円 -
「志野茶盌」
径11.2×高さ10.0cm
540,000円
-
辻村史朗(つじむら しろう)
1947年 奈良県御所市に生まれる
1965年 画家を志す
1969年 作陶を始める
1994年 ギャラリーベッソン(英国ロンドン)にて個展
1999年 裏千家茶道資料館にて「辻村史朗・壺と茶碗」展開催
2013年 日本橋三越本店にて「辻村史朗の世界」展開催
2016年 日本橋三越本店にて「雪月花 辻村史朗」展開催
-
制作中の辻村氏
お問合せ先
日本橋三越本店 本館6階 美術工芸サロン
電話:03-3241-3311(大代表)(承り時間 午前10時~午後7時)
※価格はすべて税(8%)込みです。
※パソコンのディスプレイ(モニタ)により、実際の作品の色と異なる場合がございますので、ご了承くださいませ。
※作品につきましては、会期前のご予約も承っております。展覧会初日に掲載した作品が、既に成約の場合がございます。恐れ入りますが、予めご了承くださいませ。