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<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
新潟県産特別栽培米こしひかりパックご飯
173円(150g)
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。 -
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
おろしにんにく生姜 肉のたれ
638円 (200g)
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。 -
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
島の完熟マンゴー
972円 (140g)
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。 -
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
天然羅臼昆布 800円 (40g)
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。 -
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
椎葉村 姫冬菇 原木椎茸 薪仕上げ
432円 (30g)
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。 -
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
国産清水白桃コンポート
648円(220g(固形量120g))
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。 -
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>
龍神 絹梅 チューブ入
551円(120g)
※日本橋三越本店でのお取り扱いはございません。


味よし、使い勝手よし、新潟県産コシヒカリのパックご飯
レンジで温めるだけで炊きたてのようなおいしさ。自宅にストックしておけばいつでも気軽に使える便利なパックタイプのご飯。今回ご紹介するのは <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>の約150種類のラインナップのなかでトップクラスの売上を誇る大人気商品です。使っているお米は新潟県内でも特に食味の良い米が収穫されると定評のある長岡地区の特別栽培米コシヒカリ。食味重視の栽培方法にこだわり、農薬や化学肥料を極力控えて栽培。粘りと甘みが強く、艶があるのが特徴です。このお米を炊きあげ、保存料などは加えずに徹底した衛生管理のもとでパックに詰めました。お米本来のおいしさを追求しているのはもちろんのこと、もうひとつのこだわりは150gという1パックの分量。お茶碗に軽く1杯分で、女性やご年配の方がちょうどよく食べきれるサイズで、夜食などの遅く帰ってきた日のご飯にもぴったり。また冷めてもおいしいのでお弁当やおにぎりなどにもおすすめです。


香ばしい香りと豊かな風味の国産のごま
ふわりと香ばしい風味に食欲がそそられる料理の名脇役「ごま」。家庭でおなじみのごまですが、国産ごまの国内流通量は全体のわずか1%未満といわれ、価値ある存在となっています。 <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>では国産にこだわり、鹿児島県喜界島産の白ごまと長野県産の黒ごまで、いりごまとすりごまをそれぞれラインナップ。直火釜でじっくり焙煎することで、ひと粒ひと粒しっかりと芯まで火を通し、香ばしい香りと豊かな風味を引き出しています。白すりごまは、そばやそうめんなどのめんつゆに加えて楽しんだり、白いりごまは炊き込みご飯などの仕上げに。香ばしさが際立つ黒すりごまは砂糖と相性が良いので、青菜のごま和えにはもちろん、きな粉と合わせてお団子にかけたり、クッキーの材料に加えるのもおすすめです。黒いりごまは焼き物や揚げ物とも合うので魚や肉にまぶし、ごま衣としてもお使いいただけます。アイディア次第で使い道が広がるごま。ぜひこの機会に使い分けて、多彩なごま料理をお楽しみください。


高吊りで初摘み。ひと手間がひと味違う海苔を生む
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>の中で発売以来、常にお客さまからご支持をいただいているのが「初摘海苔」です。初摘の海苔は11月頃と1月頃に収穫されます。その時期のいちばん最初に摘んだものだけが「初摘」と呼ばれます。お茶でよく知られる一番摘みと同じようなもので、この初摘海苔はとてもやわらかく、口どけの良さも格別です。 <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>で販売している海苔を手がけているのは「高吊り支柱式養殖法」という海苔漁法にこだわる生産者グループ。一般的な支柱式養殖法は自然の潮の満ち引きを利用し、干潮時は海苔網が海面に出て陽射しを浴び、満潮時は海苔網が海の中に入ることで育成が進むという仕組みです。こだわりの「高吊り支柱式養殖法」はより高い位置に海苔網を張り、陽射しにあてる時間を長くすることで光合成を促し、海苔の旨味を凝縮させています。この漁法は日々変わる潮の満ち引きに合せて海苔網の高さを調節する必要があり、手間はかかりますがよりおいしい海苔ができあがります。ひと味もふた味も違う「初摘海苔」は板のり、手巻き用の半切り、おにぎり用の三切り、卓上ポット入りの八切りに加え、この秋からお客さまのご要望が多かった味のりが新たに加わりました。この味のりも一番摘み海苔。繊細な風味を活かすために化学調味料や保存料は使用せず、国産原料のみでやさしい味わいに仕上げています。塩分も控えめなので、お子さまのおやつにもおすすめです。ラインナップが広がり、おいしさも広がった「初摘海苔」を、ぜひ一度ご賞味ください。


大人の味わいが愛されるブランデーケーキ
ご自宅でのティータイムに、友だちの家に招かれた時などの手土産に人気なのが〈シベール〉のブランデーケーキ。しっとりソフトな食感と、ブランデーの芳醇な香りがふわりと広がる大人の味わいが愛されています。通年での品揃えはどこか懐かしさを感じる定番のブランデーケーキ、アールグレイが豊かに香る「紅茶」、甘さ控えめに仕上げたココア生地の「チョコレート」の3種類。素材の味を大切にしたケーキなのでお好みの大きさにカットしてシンプルにそのままお召し上がりいただいても十分においしいのですが、おすすめなのがアイスのトッピング。特にバニラアイスとの相性は抜群です。また味わいがマイルドにアレンジされていると言ってもブランデーの風味を強く感じる方には冷やしてからお召し上がりいただくのもおすすめ。ケーキ全体に味がなじみ、食べやすさがいちだんと増します。ご家族みんなでお楽しみいただくのはもちろん、ギフトにもいかがでしょうか。


肉だけではなく、魚、野菜にも。
料理の幅がぐっと広がるたれシリーズ
化学調味料を使わない焼肉のつけだれやもみだれは数多くありますが、どこか物足りなさを感じていたときに出会ったのが、福島県の小さな工房〈こまや〉さんのたれ。素材の香りと旨みをはっきり感じられ、食欲をそそる味わいに驚きました。その理由は作り手の清水さんのお母さまが韓国出身で、韓国の家庭料理に使われている「ジャン(たれ)」のレシピをもとに作っていたから。清水さんは、素材の切り方や混ぜるタイミングによって味が変わることを熟知しており、肉、魚、野菜別にレシピをお持ちだったので、それを基に食卓に登場する回数が多い“豚” “鶏” “牛”に合うたれを作っていただきました。豚肉に合う「おろし玉ねぎ生姜 肉のたれ」は、おろし生姜たっぷりの甘辛な味わいで、つけだれとしてだけではなく生姜焼きや野菜炒め、肉じゃがの味付けなどにも重宝します。葱の存在感がある食感にごま油とにんにくの風味が広がる鶏肉に合う「葱たっぷり旨酢 肉のたれ」は、蒸し鶏にかけて棒々鶏にしたり、酢の酸味が効いているので冷奴やサラダのドレッシングにもぴったりです。牛肉に合う「おろしにんにく生姜 肉のたれ」は、にんにくの風味が豊かで、プルコギや魚の煮付けに使うのもおすすめです。焼肉のたれとしてだけはなく、もみ込んだり、料理の味付けやお弁当の仕込み、食卓のもう一品など気軽かつ幅広い料理に使えるので、忙しい毎日を送る方々の時短料理のお役に立てたらいいなと思っています。通常焼肉のたれは瓶詰めが多いのですが、百貨店で買って帰ると重いですし捨てる時も手間がかかるので、注ぎ口がある袋タイプの容器でより手軽さを追求しました。


ジューシィな香りと甘みの秘密は、
フルーツ農家とジャム工房の距離の近さ
「三越伊勢丹グループの新ブランド <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>の看板商品を作りたい。」そんな想いから、フルーツ農家の近くで本気でおいしいジャムを作っている工房を各地で探そうと、全国からジャムを取り寄せ、ひたすら試食するところからスタートしました。果物生産者さんたちが厚い信頼を寄せ、パティシエや料理人たちも相談に通うという研究熱心な作り手、高知県春野町に工房を構える〈はるのテラス〉の小林さんと出会い生まれたのがマーマレード。特殊な製法で小夏の皮のはじけるような香りを閉じこめた、爽やかな酸味と程よい苦味を活かしたマーマレードが完成しました。苺とブルーベリージャムは、長野県・八ヶ岳の標高1,000mに工房を構える〈たかちゃん・ふぁーむ〉の小池さんに依頼。近隣の高地で栽培された熟した苺とハイブッシュ系の香り豊かなブルーベリーを使い、熱伝導率の高い銅鍋でコトコト煮込むという手間のかかる製法で仕上げたもので、苺はパンに、ブルーベリーはヨーグルトに合うよう、糖度別、果実の熟し度合い別にいくつも試作品を作ってもらった末に出来上がりました。〈東マンゴー園〉東さんのマンゴージャムはひとくち食べて「これをジャムシリーズに加えたい!」というひとめ惚れから生まれたもの。鹿児島県・沖永良部島のミネラル豊富な土壌で自家養蜂の蜂による受粉で育て、触れると落果するぎりぎりまで完熟させたマンゴーを贅沢にごろっと角切りにし、果肉感を楽しめるようにすばやく煮詰めました。じゅわっと濃厚な味わいは、スプーンですくってそのまま食べてほしいひと品です。単純に甘いだけではなく、香りも食感も大切にしたジャムシリーズ。今後はりんごや桃、いちじくなど、種類を増やして行く予定ですのでお楽しみに。


人気の「黒五入りふりかけ」が、
国産素材にリニューアル
三越伊勢丹にはさまざまなロングセラー商品がありますが黒米、黒大豆、黒胡麻、黒糖、黒かりん(黒房すぐり)を中心に、海苔や小魚などが入った「黒五入りふりかけ」もそのひとつです。今回、発売から20年近く経った今でも年間で2,000点以上も売れ続けている人気ふりかけが <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>のもとリニューアルされました。もともと黒い食材は健康食として古くから親しまれ、「黒五入りふりかけ」も健康志向の高い方々に愛されてきました。そのうえで食の安全に関する要望が高まってきたことから黒五の原材料を国産素材に切り替えたのです。メーカーとの共同開発で化学調味料や酸化防止剤ももちろん使用していません。素材などとともに今回からこだわったのがふりかけの瓶の詰め方。リニューアル前は「小魚」、「かつお」、「鮭」はすべて同じ内容量で販売していましたが、それぞれの比重が異なるので嵩がバラバラになっていました。中身の味や品質にはまったく問題ありません。ですが店頭で3種類の瓶が並んだとき、中のふりかけの嵩が凸凹と見えるのは美しいものではありませんでした。「小魚」と「かつお」は40g、それよりも比重が大きい「鮭」は43gで見た目の均一性を調整しています。中身だけでなく見た目まで。 <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>はこれまでにない食のブランドとしてそこまでこだわりたいと思っています。「黒五入りふりかけ」がロングセラーなのは独特の香ばしさや風味、栄養価ですが、ご飯のお供としてだけでなく、アレンジレシピにも活用できるところもその理由です。冷や奴の薬味として、ポテトサラダのトッピングとして、玉子焼きの具として、リピーターの方々はさまざまな食べ方を楽しんでいるようです。ちなみにひと瓶で約1カ月。コストパフォーマンスの高さもなかなかだと思いますが、いかがでしょうか。


ポークもビーフもお肉がゴロッと。スパイシーな大人のカレー
忙しくて料理に時間をかけられないという方が増えているからでしょうか。 <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>のレトルト商品がとても人気です。こちらのレトルトカレーが企画されたのは三越伊勢丹の精肉担当の「絶品のお肉を使ってプレミアムなカレーを作れないか」という思いを受けてのことでした。そこで厳選したのが沖縄県の銘柄の「南ぬ豚(ぱいぬぶた)」と「もとぶ牛」です。「南ぬ豚」は沖縄県石垣島の幸福牧場のオリジナル豚で、その名の通りパイナップルの搾りかすから作った餌で育った豚肉は、とてもやわらかくジューシィ。これに玉ねぎの甘みが効いたカレーソースをあわせています。「もとぶ牛」は沖縄県本部町のブランド牛で、ビール粕や蜂蜜などから作った餌で育った牛肉は、甘さがありバランスの取れた味わい。こちらはココナッツの風味とスパイスが香るカレーソースにあわせています。どちらも化学調味料は使用せず、良質な素材とスパイスの掛け合わせのみでおいしさを引き出しています。ゴロッとボリューム感あふれたお肉とスパイシーなカレーソースはまさにプレミアムな大人の味わいです。製造は三越伊勢丹グループの自社工場で行っているのですが、何度も細かく打ち合わせをして試作を重ねて、味の決定までに長い時間をかけています。それも自社工場というある意味「社内」だからこそ、担当者たちが向き合って、とことん踏み込んでできたことです。一般的なレトルトカレーとくらべるとお手頃な価格ではないですが、それでも味に惹かれ、リピーターがとても多いのもこの商品の特徴。本格派を思わせるパッケージも好評で、ちょっとしたギフトなどにも自信を持っておすすめします。


お料理や用途によって使い分けて。
北海道産の天然昆布
昆布の国内生産量のほとんどを占めるが北海道。その中でも多くの人になじみ深いのが日高、利尻、羅臼、真昆布だと思います。これらは養殖ならば手に入れることは難しくはないのですが、自然現象に左右される天然物となると話は変わってきます。それでも「食の基本」を丁寧に考える <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>はすべてを天然物にこだわりました。当初は天然でも比較的確保しやすい日高昆布と真昆布だけを取り扱う予定でしたが、より貴重な利尻と羅臼こそ天然にこだわりたいという声もきっとあると考え、厳しいのを覚悟でラインナップに加えました。一般的に昆布は養殖よりも天然の方が肉厚の分、出汁がしっかり出るといわれています。実際に商品化にあたり、三越伊勢丹の社員を集めて出汁の飲みくらべを行ったのですが、当然ながら天然昆布でとった出汁の方が支持を得ました。素材の品質に妥協しないのが <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>の大きな特徴ではありますが、同じぐらい使い勝手のよさも大切にしています。4種類の昆布はすべて40gに統一。これは1ℓの水で出汁を取るときに昆布10gが使用量の目安のためで、ちょうど4回分で使い切ることをイメージしています。昆布は品種が異なっても価格を揃えて販売されていることが多く、ある昆布は40g、同じ値段でもある昆布は32gなど内容量も異なっているのです。これでは最後に中途半端な量の昆布が余ってしまうこともあり、内容量の統一はそれを見直した結果でもあります。真昆布は肉厚なので炊いても絶品、日高昆布はやわらかく煮えるため昆布巻に最適、利尻昆布は香り高い出汁がとれるのでお吸い物に、羅臼昆布はコク深く昆布〆など素材を活かした料理におすすめ。料理の味も一段とアップする天然昆布を毎日の献立にお役立てください。


ナチュラルフードを愛する方のための
おつまみ&おやつです
伊勢丹新宿店のビューティアポセカリーでも、近年お客さまの関心度がぐんぐんと上昇しているのが素材や産地、製法などを厳選したナチュラルフードと呼ばれるアイテム。これまではヘルシー志向の食生活というと日々の主食がメインでしたが、おやつやつまみなどの間食であっても強くこだわる方が増えてきているように思います。ここでご紹介する「TSUMAMI&OYATSU」は、そんなニーズにお応えしたシリーズともいえます。ラインナップはナッツと珍味はそれぞれ3種類、ドライフルーツ2種類です。共通しているのは化学調味料や保存料、合成着色料は不使用であり、かつ素材そのものを大切にしていることです。例えばドライフルーツは甘みを補うために、乾燥させる前に果汁や砂糖を添加するものも多く出回っています。それ自体が悪いことではありませんが、素のままにこだわる <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>ではそのまま乾燥させても甘く食べやすいレーズン、プルーン、いちじくを選んでいます。特にプルーンは種を抜き取らないことで果実の旨みがしっかり残っています。珍味の製造をお願いしているのは北海道根室の工場ですが、そこの社長の方針は「TSUMAMI&OYATSU」のコンセプトとぴったりで、「素材が良ければ化学調味料は必要ない」を徹底している方。まさに運命的ともいえる出逢いでした。珍味はしっかりといかの味がして香ばしい「昆布醤油さきいか」、繊細な食感ながらグイッと風味を主張する「パリポリ焼き昆布」、脂と旨みがのった魚ジャーキーの「鮭とばブラックペッパー」。どれも手軽につまめるシリーズですが、ひとつひとつに込められた作り手の思いはぎっしりと重いものです。


乾物の魅力、本物の味を再発見。
驚くほど香り高い、椎葉村の干し椎茸
「乾物」は日本人にとってなじみ深い常備食。ストックに便利で、素材の旨みも凝縮され、食物繊維も豊富でいいことづくし。いま一度乾物の魅力を知ってもらい、若い世代の方々にもその良さを伝えたくて、まず乾物の代名詞「干し椎茸」を探し求めました。原木椎茸は日本特有のものですが、近年生産者さんが減っているので、この文化を残したいという想いもあり、大分県、宮崎県、北海道など有名産地から干し椎茸を取り寄せて食べくらべ。香りが良く肉厚な椎茸を探すなか、宮崎県椎葉村にすばらしい椎茸を作っている生産者がいるという情報を聞きつけ、椎葉村の椎茸部会長、中瀬さんのもとを訪れました。日本三大秘境のひとつと言われている標高1,000mに位置する椎葉村は2015年12月に世界農業遺産に認定された地。この山奥で原木を木から育て伐採し、椎茸を育て乾燥させるところまで一貫して村の中で行っています。標高が高いので生活排水も混ざらず水がきれいで、空気もきれい。土地の気象条件により細胞分裂の速度が遅く裏のひだが美しい旨みのある椎茸が育つ環境が揃っています。さらに、乾燥させたあとにクヌギやナラを薪としてくべ、椎茸の風味と旨みを最大限に引き出すとともに、品質低下防止のために長時間低温による最終仕上げを行っているのもめずらしいところ。今回、冬菇と姫冬菇は「薪仕上げ」したものをご用意しました。原木の栽培から乾燥まで目の届くところで丁寧に作られた椎茸は、肉厚な歯ごたえと、力強い旨み、豊かな香りが特徴。何よりも、中瀬さんをはじめとする、椎茸職人さんたちの明るい人柄と山奥で極め続ける手仕事に感銘を受け、お届けしたいと思いました。シンプルにバター焼きにしたり、椎茸と調味料だけで炊き込みご飯を作ったり、椎茸そのものの風味をまずは楽しんでみてください。きっと乾物「干し椎茸」の魅力に取り憑かれてしまうはず。


紀州・熊野の地から、
香り高い柑橘果汁を
良質な柑橘を作る農家を探して、さまざまな種類の柑橘が栽培されている和歌山県に足を運びました。「じゃばら」は、あまり耳にすることがない柑橘だと思いますが、和歌山県北山村に残されていた特殊な品種。地元では「じゃばら」=「邪気払い」の語源から縁起の良い柑橘として親しまれ、近年はナリルチンという成分が含まれていることで現地ならずとも注目を集めています。爽やかな酸味と心地よい苦味、ほのかに甘味のある後味が特徴のじゃばら。今回は料理と相性のよい果汁にするため熟したじゃばらを使用し、まろやかな酸味を楽しめる一本に仕上げました。まだあまり名前を知られていないじゃばらですが、食通の間では柚子や山椒のようにこの先海外に進出する日も近いと言われています。そんな可能性のある日本の柑橘果汁を紹介したいと思いラインナップしました。柚子は、熊野の山間の野生地とも言える場所で農薬を使わずに育てている農家の方々から分けていただき、ゆっくり搾って豊かな香りを引き出しています。レモンは、紀ノ川沿いの農家が育てた酸っぱいだけではないほのかに甘い香りのするレモン果汁です。いずれも香りや風味が損なわれないうちに使い切れるよう小さなボトルでご用意しました。夏は炭酸水で割って柑橘の個性を楽しんだり、冬は鍋料理の薬味のひとつにもどうぞ。


醤油を使わない、
老舗の黒酢のコクが決め手の黒酢ゆずぽん酢
酢は醤油の代わりになると考えており、コクのある黒酢なら醤油を使わずにおいしいぽん酢が作れるのでは?そうすれば、醤油の原料である小麦粉も使わないので小麦アレルギーの人も食べることができるのでは?塩分も抑えられるのでは?そんな発想から、この「黒酢ゆずぽん酢」は生まれました。このぽん酢の鍵となる「黒酢」は、江戸時代から鹿児島で壺造りによって黒酢を製造している〈坂元醸造〉さんのものを使用しています。黒酢にコクがあるとはいえ、通常ぽん酢は醤油と酢を半分ずつ合わせて作るため、醤油を使わずに仕上げるのはそれなりに大変でした。塩分を極力控え、鰹と昆布で旨みをプラスしながら、酸味や甘味のバランスを調整するために、15度にわたる試作・試食を繰り返しようやく納得のいく一本が完成。合わせる原料も喜界島の粗糖や枕崎の鰹節などひとつひとつ産地にこだわった渾身のひと品です。苦労の末に出来上がった「黒酢ゆずぽん酢」は、まろやかな黒酢の酸味に鰹と昆布の旨みとほのかな甘さが広がり、肉のつけだれにはもちろん、鰹のたたきなど魚にかけるたれとして、またサラダにそのままかけてドレッシングとしてお使いいただけます。醤油を使わないぽん酢。ぜひ、さまざまな素材と合わせて楽しんでほしいです。


ギフトにも好適なこだわりの国産フルーツコンポート
フルーツのおいしさを季節を問わず楽しめるコンポートもご要望の多かった商品のひとつです。 <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>でもこの秋から新たにラインナップに加わりました。一般的なフルーツコンポートは缶詰が多いのですが、缶のゴミが出てしまうという意見もあり開封もしやすいパックタイプを採用しました。フルーツコンポートそのものはそれほど珍しいものではありませんが、こちらはギフトとしても贈りたくなる品質にこだわりました。 <ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>はこだわりのデイリー食材を取り扱うブランドとして、どちらかといえばご自宅でご利用いただく商品を開発していますが、その品質や味を気に入っていただいたお客さまから「普段、自分が食べているおいしいものをギフトにしたい」という声をいただくことも珍しくありません。今回のフルーツコンポートはそこを意識した商品でもあります。使用するフルーツは国産のものを厳選。清水白桃とシャインマスカットは岡山県産、ラ・フランスは山形県産または長野県産、フルーツミックスのみかんは和歌山県産、甘夏は愛媛県産、桃は山形県産です。収穫したフルーツをシロップに漬け込みフレッシュなおいしさをいつでも手軽に楽しめ、パックのまま冷やせばそのままデザートとしてもお召し上がりいただけます。白桃とマスカットに関しては繊維が毛羽立ち、形がツルッとしていないものもありますが、このふたつのフルーツは手剥き加工だからです。その手間をかけることによりフルーツの風味が損なわれることもありません。産地、素材、加工、使い勝手のよさ、すべてにこだわったフルーツコンポートです。お中元やお歳暮の時期には詰め合わせギフトとしてご紹介いたします。


香りとコクが違う、煮出しタイプの六条麦茶と黒豆茶
「煮出し」のひと手間で、より香ばしく、コク深く…。毎日飲むお茶こそ、少しこだわってみませんか。麦茶は、兵庫県産六条大麦をじっくり焙煎し、粉砕せずに粒のままパック詰めすることで透明感のある香りを引き出しています。香ばしくすっきりとした後味はどんな料理とも相性が良く食事中の飲み物にぴったりです。黒豆茶は兵庫県の肥沃な大地で育まれた黒大豆を100%使用。こちらも香りが引き立つように丁寧に焙煎した黒大豆をまるごとパック詰め。麦茶とくらべて馴染みのうすい黒豆茶ですが、独特の香ばしさとともにほのかな甘みが感じられ、苦味も少ないので毎日飲むお茶としておすすめです。敬遠しがちな「煮出しタイプのお茶」ですが、どちらも抽出性に優れたメッシュフィルタを使用。パックごとポンッとやかんに入れて火にかけるだけという手軽さも魅力。お好みの濃さに煮出し、そのままホットでも冷やしてアイスでも変わらないおいしさをお楽しみいただけます。カフェインゼロなのでお子さまが飲んでも安心です。


ふぞろいな形と色、斑点に、
作り手の信念がつまった龍神梅
梅干しを選ぶ基準とは何か、本当の価値は何か。大きさ?美しさ?でもそれを追求するとある程度人為的にコントロール、加工しなくてはならない。お客さまが求める真の梅の価値とはなんだろう?そんなことを考えながら数多くの梅農家を訪問し、和歌山県山間部(龍神村・有田川町中心)で農薬や化学肥料を使わずに育てた梅で梅干し作りを行い、龍神村に工房を構える寒川さんに出会いました。彼は傾斜30度の山の急斜面で、有機肥料に加えて一年かけて発酵させた枯葉を肥料として蒔く農法によって梅作りを行っています。梅の木には苔が生え、正直言って梅の実は形も色もバラバラで、中には黒い斑点ができているものもありますが、品質上の問題はなくこれこそが農薬を使っていない証拠。収穫した梅は水だけでアク抜きし、12%の塩分で漬けはじめ、漬け込んで干しあげた梅をしそ漬けにするすべての工程を経て約18%に仕上げます。一見当たり前のように見える製法ですが、家庭ならとにかく、大量の梅と塩を計量するのは非常に手間のかかる作業。しっかり高めの塩分で漬け、水で塩抜きすることもできるのですが、塩抜きすることで梅の香りや旨みまで抜けてしまうため、彼らは妥協せず手間のかかる製法を貫いています。梅のみならず、虫がつきやすく育てることが難しい赤じそももちろん農薬を使っていません。余計なものを加えず梅の旨みを凝縮させた龍神梅の梅干しは、香り高く後味に甘みも感じられ、数々の料理人たちからも愛されています。今回は、破れた梅をペースト状にして梅酢を加えた「絹梅」と、梅干しを漬けた時に出るエキスを集めた「梅酢」も併せてご紹介。白いご飯だけではなく、酢の物や納豆に和えたり、醤油に加えて刺身を食べたり、調味料代わりに使ってみてはいかがでしょうか。