

2019年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業
日本の工芸は自然を生かした多彩な素材と技法、
感性をもとに創意に満ちた作品世界をつくり上げてきました。
当企画では「工芸と食」というコンテンツを軸に様々な価値を創造し、
伝統と革新のクリエイティブを後世に繋げることを狙います。
また、工芸作家の活動のフィールドを多方面に広げ、
多くの方に工芸作品と触れ合う機会を提供することも目的にしています。
「Kōgei Dining」を通して、使い手と作家の豊かな出会いが紡がれていくよう願っています。
ご参加いただいた方には、東京会場では室瀬氏の「漆椀 ちょもらんま」を用いて食事を楽しんでいただきます。プログラム終了後、お使いになった作品はお持ち帰りいただけます。
伝統工芸
作品 漆椀ちょもらんま(中・小セット、桐箱付)
2013年、登山家の三浦雄一郎さんが80歳でエベレスト登頂を達成した際に制作した椀です。
高度8000mの極寒の地で、椀は毎日の食事を温かく保ち、陰ながら隊を支えました。
この椀を再現した「漆椀 ちょもらんま」。
「チョモランマ」はエベレストの別名で、「五穀豊穣の女神の山」を意味します。
世界最高峰から生還した漆の強さを感じて頂きたい。
中/直径 126×高さ 74mm、小/直径 116×高さ 64mm
料理人
山本征治(やまもと せいじ)氏
「日本料理 龍吟」代表取締役オーナーシェフ
1970年香川県生まれ。2003年、六本木に『龍吟』を開店。
2018年、東京ミッドタウン日比谷に本店を移す。
世界中の料理学会に度々招聘され、日本料理の可能性を世界に証明する。
2012年から8年連続ミシュランガイド東京にて三ツ星。
フランスの食専門誌「LE CHEF」が行っている「世界のシェフ100人」では、世界で唯一5年連続の世界トップ10入りを果たす。
会場
明治神宮・大鳥居
明治神宮 桃林荘
桃林荘は、もと明治天皇第二皇子建宮敬仁親王の御殿でありましたが、その後明治十四年昭憲皇太后のご生家である一條家に下賜され、桃華殿と称されるようになりました。
その後、国が所管しておりましたのを昭和三十四年に明治神宮が御祭神由縁の建物として譲り受け、明治記念館に移築し桃林荘と改めた後、昭和五十三年の秋に萩の御庭の一隅に移築いたしました。
現在は記念建造物として保管されております。
プログラム
伝統芸能
国立能楽堂 能楽囃子
日本の伝統芸能「能」の部分演奏「素囃子」を特別に組曲形式でお聴きいただきます。
笛・小鼓・大鼓・太鼓という4つの楽器で構成され、時に激しく、時に静謐に能の登場人物の舞う「舞」や登場する際の音楽が連続して演奏されます。
出演:栗林祐輔・田邊恭資・大倉慶乃助・大川典良
「Kōgei Dining」コーディネーター
小山薫堂(こやま くんどう)氏
放送作家。脚本家。
1964年熊本県生まれ。
日本大学芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。
「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」など斬新なテレビ番組を数多く企画。
映画「おくりびと」で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。
執筆活動の他、地域・企業のプロジェクトアドバイザーなどを務める。
「くまモン」の生みの親でもある。
東京会場 開催概要
日時 | 2019年11月6日(水) 開場 午後5時~ 閉会 午後8時40分 |
---|---|
会場 | 明治神宮 桃林荘 |
チケット | 99,000円(内訳:作品代55,000円、料理代44,000円) (税込) 40名さま限定企画 |
東京会場に関するお問い合わせ | 【日本橋三越本店 本館6階 美術工芸】 TEL:03-3241-3311(大代表) 〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1丁目4−1 午前10時~午後7時 【総合受付】独立行政法人 日本芸術文化振興会 日本博事務局 TEL:03-3265-6051(代表)午前10時~午後6時 【主催】文化庁、独立行政法人 日本芸術文化振興会 【協賛】ぐるなび 【特別協力】株式会社三越伊勢丹、公益社団法人 日本工芸会、明治記念館、龍吟 |
「Kōgei Dining」とは
「Kōgei Dining」は、文化庁が中心となり行っている文化プログラム「日本博」の一環として開催されます。
ご注文前にお読みください
- ※オンラインストアでのお買い物には、三越伊勢丹WEB会員登録が必要です。
- ※11月6日(水)に、明治神宮 桃林荘で行われるイベントのチケット販売となります。
- ※当日は午後5時に開場・受付スタートとなります。
- ※お申込み頂いたお客様宛に、お申込み数分のチケットを郵送いたします。
(お申込み日より5日程度でお届け予定)
当日はチケットをご持参のうえ、ご来場ください。 - ※先着順のお申込みとなります。お申込み期間中でも定員となり次第、終了とさせて頂きます。
- ※チケット購入後の払戻しは致しかねますので、予めご了承ください。
当日ご参加いただけなかったお客さまには、後日「漆椀 ちょもらんま」をお届けいたします。 - ※お食事につきまして、アレルギーや宗教上の思想に対し個別でのご対応は出来かねます。
- ※飲料代(アルコール・ノンアルコールのいずれか)も含まれております。
- ※閉会のお時間は前後する可能性がございます。
- ※クレジットカードでのお支払いの場合、イベント日より先にカード会社からのご請求が届く場合がございます。予めご了承ください。
- [ご予約締切]10月30日(水)午前10時
[お問い合わせ先]日本橋三越本店 本館6階 美術工芸
TEL:03-3241-3311(大代表)午前10時~午後7時
- ※価格はすべて税込です。
- ※画像は一部イメージです。
- ※品切れの際はご容赦ください。
室瀬和美(むろせ かずみ)氏
漆芸家・重要無形文化財「蒔絵」保持者
東京藝術大学大学院(漆芸専攻)修了。
2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)に認定。
同年、紫綬褒章受章。
現在、公益社団法人日本工芸会の副理事長を務める。
作品は文化庁、東京藝術大学、ヴィクトリア&アルバート博物館、メトロポリタン美術館、大英博物館、MOA美術館などに収蔵。
創作活動と共に文化財保存活動も行い、漆の美や素晴らしさを伝えるべく、国内外への出展、講演活動も積極的に行っている。