三越

菓遊庵
おいしいモノがたり。
 
旬歳時記

日々の暮らしの中で、季節の移ろいを感じ、楽しむ日本人の心を、
美しい言葉で表した二十四節気。
啓蟄、清明、立夏、白露など、二十四の言葉に、移りゆく季節の情景を映しています。このすてきな感性を、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。

「十五夜」8月16日(土曜日)から9月8日(月曜日) 詳しくはこちら

今回のテーマ

「重陽の節句」

菊の花に願う健康長寿。
9月9日は「重陽の節句」。中国から伝来した五節句の一つで、健康長寿を願い、祝う日です。古来中国では、奇数を縁起の良い陽の数と考え、奇数が重なった月日を節句としました。その中で一番大きな陽の数、9が重なった「重陽の節句」は、一年で最も縁起のいい日とされています。また、長寿の象徴ともされる秋の花、菊にちなみ「菊の節句」とも呼ばれています。平安時代には節句の前夜に、菊のつぼみに綿をかぶせ、菊の香りと夜露をしみ込ませた「着せ綿(きせわた)」というものをつくり、翌9日の朝、その綿で身体を拭うと健康長寿が保たれると伝えられていました。この習慣があったことは、枕草子や紫式部日記からもうかがえ、当時は盛んに行われていたようです。現在でも、神社によっては無病息災を願い、菊を使った神事などが行われるそうです。いにしえの着せ綿にちなみ、菊を使ったブーケやアレンジフラワーなどをお部屋に飾ってみてはいかがでしょう。

菓遊庵の旬歳時記

「重陽の節句」
2014年8月16日(土)~9月9日(火) 三越各店 食品フロア菓遊庵
※店舗により会期が異なります。詳しくは売場係員にお尋ねください。

菊の形のお菓子で楽しむ重陽の節句。
「菊の節句」とも呼ばれる秋の歳時記にふさわしい、繊細で美しい菊花を模したお菓子の数々をご紹介します。

ふっくらとした菊の花をかたどった生地の中は、ほっくりとした黄身餡。お口の中でほろほろと崩れる黄身餡のほどよい甘みの中に、生地のほのかなバターの風味が広がる洋風焼き菓子です。400有余年の伝統と歴史をもつ和菓子の老舗が作った新しい美味しさで、秋の訪れを感じてください。

奈良<本家菊屋(ほんけきくや)
(きく)寿 (ことぶき)

5個入 1,100円

吉野本葛と阿波の和三盆糖を使った打菓子です。葛を使っているのでほどよい歯ごたえも楽しめ、また、お口の中でゆっくりとしっとりと溶けていく上品な甘みは格別。創業天保13年(1842年)という、吉野葛を扱う老舗が、芭蕉の句「菊の香や奈良には古き佛たち」に思いを寄せて仕上げた銘菓です。

奈良<松屋本店(まつやほんてん)
(きく)()

30個入 1,261円

唐菊形の軽焼きせんべいを、黄色の生姜砂糖で飾りました。さっくりと軽やかな歯触りと、生姜の風味が効いた砂糖の甘みが、なんとも爽やかな味わいです。150余年の歴史を持つ加賀銘菓の老舗が、菊に宿るという不老延命の伝説により仕上げた、風雅な味わいをお召し上がりください。

石川<落雁諸江屋(らくがんもろえや)
菊花(きっか)せんべい

20枚入 756円

咲き誇る菊の花をかたどった餅米100%の最中種に、北海道産の小豆を丁寧に炊き上げて作ったつぶ餡を入れた<不朽園>の代表銘菓。サクッとした軽い歯触りの最中種と、もっちり感のあるつぶ餡の食感が美味。小豆の風味が活きたほどよい甘みは、最中処名古屋の老舗ならではの美味しさです。

愛知<不朽園(ふきゅうえん)
菊最中(きくもなか)((しょう))

5個入 540円

口どけの良い和三盆糖で、菊の花びら一枚一枚まで細かくかたどった菊の干菓子の詰合せ。京菓子の老舗<亀屋良長>ならではの、重陽の節句にふさわしい一品です。咲き誇る菊を一面に描がいたパッケージをデザインした、京都のテキスタイルブランド<SOU・SOU>のオリジナルカード付きです。

京都<亀屋良長(かめやよしなが)
(こよみ)((きく)づくし)

1箱 756円

秋になると赤く色づく茱臾(しゅゆ)の実。これを袋に入れた「茱臾袋」を身につけると、邪気を祓い、無病息災を祈願できるといわれてきました。この茱臾の実と、菊の着せ綿をかたどった琥珀です。箱の裏にはイラストが描かれ、その上に琥珀を飾って楽しめるようになっています。

NEW
京都<大黒屋(だいこくや)
重陽(ちょうよう) 菊琥珀(きくこはく)

1箱 1,080円

※写真は盛り付け例です。盛り皿等は商品に含まれておりません。
※一部の店舗ではお取扱いのない商品がございます。
※価格はすべて税(8%)込です。

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