日々の暮らしの中で、季節の移ろいを感じ、楽しむ日本人の心を、
美しい言葉で表した二十四節気。
啓蟄、清明、立夏、白露など、二十四の言葉に、移りゆく季節の情景を映しています。このすてきな感性を、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。
「和のバレンタイン」2月4日(土)から14日(火) 詳しくはこちら >>
3月3日ひな祭り。
女の子の健やかな成長と幸せを願って飾るひな人形。その起源は古く、平安時代とされています。旧暦の三月初めの巳の日に行われていた、人形(ひとがた)に災いを託し、川や海に流して無病息災を願う行事と、「ひいな遊び」という人形遊びが結びつき、ひな祭りになったそう。そしていつしか、流してしまう人形から飾る人形へと変わり、現代のような雅なひな人形になったのは江戸時代だそうです。ひな祭りが「桃の節句」と呼ばれるのは、桃の花が咲く時季の節句だからという説もありますが、桃は昔、邪気を祓う植物として考えられていました。そのため、桃の花を飾って厄を祓うことから、「桃の節句」と呼ばれるようになったともいわれています。一方、ひな段を飾る桜と橘は、京都御所紫宸殿に現在でも対で植えられている、「左近の桜、右近の橘」を模したお飾り。宮中の風情を模したひな飾りに欠かせない縁起物です。 |